早稲田大学(社学編) ~傾向と対策~ | 東進ハイスクール 人形町校 大学受験の予備校・塾|東京都

東進ハイスクール 人形町校 » ブログ » 早稲田大学(社学編) ~傾向と対策~

ブログ

2023年 10月 21日 早稲田大学(社学編) ~傾向と対策~

こんにちは!早稲田大学社会科学部の渡辺大貴です!

受験まで4カ月ほどですが、志望校対策を十分に取り組めているでしょうか?

この時期になると、「基礎が固まってきたけど、志望校対策何やればいいのか分からない」という声もよく聞きます。

そこで、早稲田大学社会科学部に焦点をあてて、「どういった問題が出題されるのか」「何を対策するべきなのか」について話していきます!

 

※注意していただきたのが、2025年度の一般入試から、試験方式が大きく変わります。☟が詳細になります。

2025 年度以降の社会科学部一般選抜改革について

※自身の受験科目であった英語・国語・日本史に着目します。

 

【英語】

英語は、他大学・学部と比較し、非常に難しいです。難しい点として大きく3つ挙げられます。

1点目は、文章量の長さです。大問5つのうち、4つが長文問題になるのですが、その長文問題が非常に長いです(長文問題が長いのは当たり前ですが、、、)。具体的には、一つの長文に対して1000字もあります。

時間を考慮すると、一つの長文に対して約20分(合計時間90分☞大問1:10分☞大問2~5:20分ずつ)である為、20分以内で1000字の長文を読み、問題を解かなければいけないということになります。

対策としては、①慣れる(解法を自分の中で確率)②速読力をつける  

2点目は、単語の難しさです。これはシンプルに何単語が頻出です。対策というわけではないのですが、単語の推測を真剣にやりましょう。

3点目は、設問の複雑さです。基本的に、「同意表現」「内容真偽」が出題されます。ただ、内容真偽が社会科学部における「壁」になります。具体的には、「10個ある選択肢から正しい文章3個選択せよ」という非常に

問題形式になっております。一つの設問に対して、文章全体を網羅する問題となっているので、予め設問・選択肢を確認するようにしましょう。

 

 

☟より詳細に解説したものです☟

早稲田大学社会科学部の英語

【国語】

国語に関しては、難易度が他の科目と比較して、易しいです。

大問は2あり、大問1は「現代文」、大問2は「現古漢融合問題」となっております。

其々、見ていきましょう。

〈現代文〉

オーソドックスな問題となっています。例えば、「漢字」「空所補充」「内容一致」等、特殊な問題はそれほど出てきません。

そして、難易度は、早稲田大学の他学部と比較しても、易しい部類になります。

ただ、言えることとして、早稲田大学の現代文は難易度の差こそあれ、問題形式が非常に似ています。

そのため、対策としては社会科学部の問題のみならず、早稲田大学他学部の現代文に解き慣れることをお勧めします。

〈現古漢融合〉

「現古漢融合」と伝えると「現古漢融合!?」と驚かれることがよくあります。

安心してください、焦らなければ、必ず解けます。形式としては、現代文の間に古文が挟まれており、設問の中に漢文が設けられています。
ただ、古文の内容は、現代文に含まれているので、古文が読めなくても、現代文で理解することができます。その為、古文が読めなくても焦らないでください。

対策としては、古文・漢文の基礎を必ず固めてください。そのうえで、文章読解力をつけてください。

【日本史】

社会科学部の日本史は、簡単に伝えると共通テストの超上位互換みたいなものになります。

多くの試験では、1つの大問に対して、一つの時代が出題されます。
しかし、社会科学部の日本史は、共通テストと同じく、時代ごとではなくトピックごとに大問が設けられています。


社会科学部の日本史には、もう一つ特徴があります。基本的に、選択問題で構成され、「適切なものを選べ」、「不適切なものを選べ」という問題がほとんどとなっています。さらに、かなりマニアックな知識を含む選択肢が高頻度で出てきます。ここが「共通テストの上位互換」と位置付ける所以の一つになります。

以上が社学の問題形式になります。
この問題の解法としては、消去法が最も有効的です。というのも、先に述べたようにマニアックな知識が高頻度が出てくるため、それ以外の選択肢を吟味しなければいけないからです。ただ、単純暗記ではなく、時代背景と因果関係の把握は前提となります。

また、マニアックな知識への対策として、「日本史用語集」の所持をお勧めします。ただ、単に日本史用語集だけを眺めるのは、得策ではありません。早稲田の社会科学部に限らず、過去問で出てくる何単語を調べる際に、こちらの用語集を利用するのが、最適な利用方法であると考えています。

 

これで以上になります。色々書きましたが、まずは社学の問題を解いてみましょう! ”一見は百聞にしかず”です!