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2024年 12月 22日 私立か国立かを決める上で知っておいて欲しいこと

こんにちは慶應大学法学部の真塩恵太です。

2025年も終わりに差し掛かりなんだか寂しいですね、

今回お伝えしたいことは志望大学を選ぶ上で国立か私立かを選択する時に発生するメリット、デメリットのお話です。

日本の大学受験において、志望する大学を国公立大学にするか私立大学にするかは、

多くの受験生にとって大きな決断です。それぞれの選択肢には、さまざまなメリットとデメリットが存在します。ここでは、国公立大学と私立大学の特徴を比較しながら、選択の際に考慮すべきポイントを解説します。

1.**入試の公平性**
国公立大学の入試は、全国一律の基準に基づいて行われるため、

比較的公平です。

国公立大学では、共通テスト(以前のセンター試験)を利用することが多く、

全国規模で同じ試験を受けるため、

地域による差別化が少ないとされています。

また、私立大学の場合、学部ごとに異なる入試内容や難易度があり、

受験生にとっては戦略を練るのが難しくなることがありますが、

国公立大学ではそのようなバラつきが少ない点も安心材料となります。

2. **学問的な充実と研究環境**
国公立大学は、大学院を含めた研究機関としても非常に充実しており、

学問的な水準が高いと評価されています。

また、多くの国公立大学は、日本国内でのランキングでも上位に位置しており、

特に自然科学や医療系、社会科学などの分野で強みを持っている大学が多いです。

研究者や専門家との交流の機会が豊富で、学問の深さを追求したいという学生にとっては魅力的な選択肢となるでしょう。

### 国公立大学のデメリット

1. **入試の難易度が高い**
国公立大学は、一般的に入試の難易度が高いことが多いです。

特に、国公立大学の中でも偏差値が高い大学(東京大学や京都大学など)では、

競争が激しく、合格するためには相当な学力が求められます。

私立大学に比べて、共通テストや二次試験の内容が難しく、

合格するためには十分な準備と実力が必要です。

2. **地方の大学ではアクセスが不便な場合も**
国公立大学は、都市部にある大学も多いですが、

地方の大学も数多く存在します。

特に地方の国公立大学では、都市部に比べて交通アクセスが不便な場合があり、

通学に時間やコストがかかることがあります。

地方に住んでいる学生にとっては、地方の国公立大学に進学する場合、

親元を離れることが多く、住居費や生活費などがかかることになります。

また、都市部にある私立大学に比べて、インフラや就職の機会が限られている場合もあります。

### 私立大学のメリット

1. **多様な学部・学科選択肢**
私立大学は学部や学科の選択肢が非常に豊富で、

専門性の高い分野や新興の学問領域に特化した学科も多く設置されています。

例えば、ビジネス、デザイン、映画学、IT関連など、特定の分野に特化した学科が多く、

学生の個性や興味に応じた選択肢を提供しています。

また、私立大学は学部の設置を柔軟に行えるため、学問の多様性を求める学生にとって魅力的な選択肢となるでしょう。

2. **入試の柔軟性**
私立大学は、受験科目や試験内容が大学によって大きく異なるため、

受験生の得意分野を活かした戦略を立てやすいというメリットがあります。

例えば、英語が得意な学生には英語重視の大学を選ぶことができたり、

独自のAO入試や推薦入試を活用することで、

一般入試の競争を避けて合格するチャンスを増やすことができます。

多様な入試形態が存在するため、自分の強みを活かした受験が可能です。

### 私立大学のデメリット

1. **学問的な水準のばらつき**
私立大学は、国公立大学に比べて学問的な水準にばらつきがあることがあります。

特に、人気のある学部や学科以外では、

学問の深さや研究機会が限られている場合があり、

十分な学問的充実を求める学生には物足りなく感じることもあります。

2. **受験での競争の激しさ**
私立大学は国立大学と異なって共通テストのよる足切りが存在しないため

大学の独自の入試を受験する人数が非常に多数います。

そのため、国立大学に比べて入試の倍率が何倍も高いことはよくあります。

まとめ

国公立大学と私立大学の選択には、

それぞれメリットとデメリットが存在します。

学費の安さや学問的な充実を重視するなら国公立大学が適していますが、

入試の難易度やアクセスの問題がデメリットとなる場合もあります。

一方、私立大学は学部や学科の選択肢が豊富で入試の柔軟性もある一方で、

学問的な充実度は国立大学に比べると見劣りするかもしれません

自分の目指す進路やライフスタイルに合わせて、慎重に選択することが重要です。

担任助手 真塩恵太

 

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