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2018年 6月 22日 無知の知
「平均値から標準偏差の2倍離れていることの意味は?」
と尋ねられて答えることができますか
突然すみませんでした。お久しぶりです、大和田です。おそらくブログを書くのは2か月ぶりくらいです。今日は雑談ということで大学でのことを踏まえて思ったことを徒然と書いていきます。
さて、冒頭の話に戻りますが、センター試験で出題される数学Ⅰ・Aの問題範囲のひとつに”データの分析”というものがあります。これってなんかとっつきにくいんですよね。少なくとも自分はそう思っていました。
「配点低いし、他の勉強したほうがいい」
「というか2次試験ではほぼ出題されないよね」
「将来的にもあまり使わなそうだし最低限やっとけ」
みたいな。
皆さんも受験勉強をしている際にこれと似たような感情を抱くことは多いと思います。
けれども大学での”データの分析”の上位互換?にあたる「確率と統計」という授業にて、内容の一つにこんなものがありました。
「ある数値の集合からランダムに一つの数値を取り出した際、その数値が平均値から標準偏差のa倍以上離れている確率は1/a2以下である」
…え、マジで?そんな単純だけど重要なことも知らずに自分は”データの分析”を一通り学んだ気になっていたのか… などとショックを受けたことをよく覚えています。(数学Ⅰ・Aの勉強をある程度進めている人ならこの驚きをわかってくれるはず!)
とにかく大学での勉強は新たな発見ばかりで自分の無知を思い知らされることが多々あります。しかし、もう一方で感じていることが、この”自分がいかに無知であるかを知る”という行為が最近の僕のモチベーションの一つになっているということです。
ざっくり言うと、”無知であることを自覚することで、新たな学びを行うことを促進し、その結果無知を克服し成長する”ことができているように感じます。(この言葉はWikipediaから引用させていただきました)
現在、僕は情報系の学部に在籍しているのですが、高校時代に敬遠していた”データの分析”は確率と組み合わせることで簡易な人工知能のアルゴリズムを作ることも可能でした。それ以外の分野に関しても、高校生のときに勉強していたことに対して「こんな使い方があったのか」「これとあれを組み合わせるとこんなことができる」などと気づかされることがしばしばあり、今ではいろんなものが面白く実用的で魅力的な学問だと思えるようになりました。
と同時に知っている範囲が広がると「なぜ?」「どうして?」「どうやって?」と言った疑問も当然増えて、新たな知識に対する興味も俄然湧いてきます。
さて伝えたいことをまとめると、受験勉強で扱う学問でも後になってから思いがけない価値を見出だす可能性が割と高いです。なので、上辺だけ見て興味ないとか難しそうだとか勉強するメリットが少なそうだと考えて敬遠するのは本当に勿体無いです。
何を学ぶにしても”自分がどれほど知らないのかを知る”ことが初めの一歩だと思います。受験生やそれ以外の皆さんも無知を恥じず、未知を恐れずに精進しましょう!
ではでは〜
人形町校担任助手 大和田 敦生
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