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2024年 5月 6日 学部紹介~経済学部~
こんにちは! 慶應義塾大学 経済学部経済学科 2年生の井上啓太です!!
今回は経済学部は具体的に何をやるのか、について紹介したいと思います。
1.不思議な学部経済学部
経済学部って、皆さんどのようなイメージですか?まず結論を一言でまとめると、
「限りなく理系に近いけど、ゴリゴリ文系な学部」です。
僕の必修は一年生で、
「マクロ経済学」「英語」「第二外国語」「統計学」「微分積分」「線形代数」と、
1年次に週3コマ数学科目があります。
慶應は経済学部が入試の時の受験科目で2つに分かれていて、
僕はAタイプだから数学科目がメインなのですが、
Bタイプで入ると、「微分積分」「線形代数」が「日本経済概論」「歴史的経済分析の視点」と、
歴史科目になります。
(もちろんAの人がこの2つを取ることもできますが、数学を捨てることはできません。)
2年次には、選択の幅は広がりますが、
現在僕は、
「経済数学」「確率論」「解析学」「ミクロ経済学初級」
を学んでいます。
ではなぜ、
数学科目が重視されているのでしょうか??
まずは、統計学です。
統計とは特に理系のかたや国立文系の方は、
共通テストで確率統計の分野をご存知だと思いますが、それの応用バージョンです。
周りの話を聞く限り、どんな学問にも統計学の知見は欠かせないようですが、経済学部もそのようです。
僕自身、1年次に最も難しかった単位の記憶があります。
確率と積分が融合し、テストは過去問を10年分といてようやく全体感を掴めました。
(受験生の皆さんも第一志望の過去問は10年分やり切りましょう!!)
また、ミクロ経済では、教授が当たり前のように多変数関数を偏微分し始めた時は、
「去年の微積真面目にやっといてよかったぁ~」と痛感しました。
(どうやらうちの大学の教員は全員数Ⅲを高校で学んでいると勘違いしているようなのです…)
確率論でも2重積分を酷使し、
経済系の科目ではグラフのお絵かきをずっとしています。
逆に、経済史では、今は中世ヨーロッパの三圃制云々が出てきて、
世界史選択で良かった~と感じています。
2.商学部とは何が違うんですの?
これ結構気になる方がおおいんじゃあないかなぁとも思うわけですが、
2年次になってようやくその違いが分かってきた気がします。
経済学部はある国の経済動向を巨視的に学ぶのに対し、
商学部はその経済活動の要因たる経済活動を効率化させるために
いかなることをすればよいのかを学んでいると思っています。
しかし、商学部も経済学部同様に数学科目が多い印象ですので、
その違いは専門性がより高くなっていくほど大きくなっていくのだと思います。
経済学部は文理を問わず受験できる大学が多いようなので、
進路選択の際に少しでもこのブログが参考になれば嬉しいです。
人形町校担任助手 井上啓太
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